【2022年1月最新版】海外仮想通貨取引所のレバレッジ・FX取引比較ランキング

海外仮想通貨取引所レバレッジ・FX取引比較ランキング

この記事のポイント
  • レバレッジとは、少ない金額で大きな金額を動かせる取引方法のこと
  • レバレッジをかけると効率よく利益を上げられるが、損失も膨らみやすい点に注意
  • レバレッジを比較しておすすめの取引所はBybit、BINANCE、OKEx

レバレッジを使えば、元手が少なくても早く大きなリターンを得ることができるようになります。

そのためレバレッジを大きくかけられる海外仮想通貨取引所をお探しの方もいることでしょう。確かに海外仮想通貨取引所の方が国内と比べて大きくレバレッジをかけられるところが多いです。

本記事では海外仮想通貨取引所をレバレッジで比較しランキング形式で徹底解説しています

またレバレッジの仕組みからメリット、デメリットまで一から解説しているため、レバレッジについて基礎から理解したい方もぜひ参考にしてください。

そもそも仮想通貨のレバレッジ・FXとは

小さな資金で大きな資金を動かせる仕組み

レバレッジ(Leverage)という言葉は、「てこ」を意味するレバー(Lever)という英単語から来ています。

てこの原理を使えば小さな力で重いものを持ち上げることができます。それをFXに当てはめて、レバレッジは少ない資金で大きな金額を動かせる仕組みを指す言葉となりました

たとえば25倍のレバレッジで取引を行なった場合、4万円の元手(証拠金)で100万円分の資金を動かせるのです。

証拠金

レバレッジ取引を行うには証拠金が必要となります。

証拠金とはレバレッジ取引をする上での担保となるお金のことです。証拠金が必要な理由は、レバレッジ取引では取引所から一時的にお金を借りることで元手以上の資金を動かせる仕組みとなっているからです。

取引所ごとに必要な証拠金が定められています。証拠金を取引所に預けることでレバレッジ取引を開始できます。

仮に損失が出た場合は証拠金から損失分が引かれるというルールになっています。

レバレッジ倍率

レバレッジをかけられる倍率は取引所ごとに定められています。

国内の取引所は2021年の4月までに従来の4倍から2倍まで下げるというルールが決まりました。

一方で海外の取引所では10倍や100倍以上に設定しているところも珍しくありません

このように海外仮想通貨取引所の方が国内仮想通貨取引所に比べてレバレッジの自由度は高いことがわかります。

レバレッジ取引と現物取引の違い

レバレッジ取引は自分の元手以上の資金を動かせる仕組みだと説明しました。

一方で現物取引とは仮想通貨をシンプルに売買するというイメージを持っていただけるとわかりやすいでしょう。

両者の違いとしては3点挙げられます。

  • レバレッジがかけられるかどうか
  • 元手以上の損失が生まれる可能性があるかどうか
  • 空売りができるかどうか

現物取引ではレバレッジはかけられず、元手の中から取引することになります。それゆえ現物取引では元手以上の損失を生むことはありません。しかしレバレッジ取引では元手以上の損失が生まれてしまう可能性があります

またレバレッジ取引では「空売り」と呼ばれる、仮想通貨を所有していなくても仮想通貨を売る行為ができます。

他方現物取引では、仮想通貨を所有していないと売ることはできません。必ず「買い」から入る必要があります。

レバレッジ取引と仮想通貨FX

仮想通貨FXはレバレッジ取引の1種です。レバレッジ取引とは仮想通貨FX、信用取引、先物取引の3つの総称です。

いずれもレバレッジをかけることで元手以上の資金を動かすことが可能という共通点があります

仮想通貨FXの一番の特徴は、実際に仮想通貨を売買するわけではない点です。つまり取引の結果で生じた損益分の資金のみが移動するということです。

一方先物取引や信用取引では実際に仮想通貨の売買(信用取引は借り入れ)が発生します。

また先物と信用取引は取引期限が決められているのに対し、仮想通貨FXでは決済期限がない点でも異なっています。

海外取引所で仮想通貨レバレッジ・FX取引をする時に知っておくべきこと

強制ロスカット

強制ロスカットとはある一定以上の割合の損失が出た場合に、取引所側で強制的に保有しているポジションを解消する仕組みです

後ほども説明しますが、レバレッジ取引は大きい金額が動く分リターンも大きければ損失も大きくなります。

そのため強制ロスカットは、ユーザーが大きな損失を出さないための防波堤の役割を果たしているのです

ユーザーを大きな損失から守ってくれる一方で強制ロスカットが執行されるタイミングを変更できない点は厄介に感じるかもしれません。値段が一度下がってまた上がる見込みがあっても、基準を超えたらその時点で容赦無く執行されてしまうためです。

そのためレバレッジ取引をする上では強制ロスカットが執行される基準を頭に入れておく必要があります。

証拠金維持率

強制ロスカットと深く関係しているのが証拠金維持率です。証拠金維持率とは、現在のポジションを保有するのに必要な証拠金に対して現在の純資産の割合を示す指標です。純資産は有効証拠金と呼ばれることもあります。

証拠金維持率は以下のように計算します。

証拠金維持率=純資産/必要証拠金×100

強制ロスカットの執行タイミングはこの証拠金維持率を基準としています。取引所によって基準は異なりますが、証拠金維持率が100%~50%を下回るとロスカットが執行されるところが多いです。

そのためレバレッジ取引をする際は常に証拠金維持率に目を見張っておく必要があります。ロスカットの基準も取引所を選ぶ際の一つの基準にもなり得ます。

海外取引所の仮想通貨レバレッジ・FX取引のメリット

大きなリターンを狙える

レバレッジ取引をすると、そうでないときと比べ効率的に大きなリターンを得られます

たとえば1BTC=100万円とします。そして1BTCが110万円まで値上がりしたと仮定すると、10%の値上がりをしたことになります。

この状況で元手が10万円で取引をすると、利益は10万円の10%分である1万円です。

しかし同じ元手でレバレッジを10倍かけて取引した場合は、利益も10倍の10万円となります。10万円×10=100万円分の取引をして、10%の利益を得たことになるからです。

つまりレバレッジをかけた倍数だけ利益も倍増することになります。

そのためレバレッジをかければ同じ値上がり幅でも効率よく大きなリターンを得られるということなのです。

価格が下落しても利益を得られる

先述の通り、レバレッジ取引では空売りができます。つまり価格が下がると予想した場合は売りから入ることができるのです

売りから入った場合は買いを入れることでポジションを解消できます。つまり「高く売って安く買う」という通常とは逆の手順で利益を上げるのです。

このことは買いからしか参入できない現物取引と比べ大きなメリットになります。

売りからも買いからも入れる自由度の高さがレバレッジ取引の魅力といるでしょう。

海外仮想通貨取引所は基本追証なしなので借金を負うことはない

レバレッジ取引ではユーザーは強制ロスカットで守られているため基本的に借金を追うことはありません。また証拠金維持率が高ければ高いほど早くロスカットされるため損失を小さくできます。

しかし追証が発生する場合は例外です。

追証
追証とは追加証拠金のことで、現在の証拠金より損失額が大きくなってしまった場合に取引所から追加で証拠金の入金を求められることです。

取引所から追証を求められた場合、その金額が借金となります

追証を支払えば証拠金維持率が上がるため引き続き取引を行うことが可能です。しかし追証を払えなかった場合はロスカットが執行されポジションが解消されます

しかし海外仮想通貨取引所の多くは追証なしとなっています。そういった取引所では本来追証で補填する分の損失を取引所側で肩代わりしてくれるのです。

そのため追証なしの取引所を使えば借金の心配をすることなくトレードに集中できるということになります。

海外取引所の仮想通貨レバレッジ・FX取引のデメリット

リターンが大きい分損失も大きい

レバレッジをかければ効率よくリターンを得られますが、逆も然りです。つまり損失も膨らみやすくなってしまうということです

先ほどの例でもう一度見てみましょう。

1BTC=100万円で、元手が10万円で取引をしているとします。今度は1BTC=90万円まで値下がりしたと仮定します。

今回は10%の損失のため、レバレッジなしの場合は1万円の損失となります。

一方でレバレッジを10倍にしていた場合は、損失も10倍となるため10万円の損失となり元手が0円になってしまうのです

もっとも、このような場合はほとんどの取引所ではロスカットが発生します。しかし読みが外れた場合はロスカットが発動する前に早めに損切りをすることで損失を小さくできるのです。

長期取引には不向き

レバレッジ取引で長期間ポジションを保有していると、「スワップポイント」と呼ばれる手数料が発生します

1日以内で手仕舞うようなデイトレードやスキャルピングをしていれば気にする必要はありません。しかしスイングトレードや長期トレードでレバレッジをかけると毎日手数料を取られるのでデメリットとなってしまいます。

レバレッジ取引をする際はこの点にも注意が必要です。

レバレッジ・FX取引で海外仮想通貨取引所を比較するときのポイント

取引環境が整っているか

サーバーの強度やセキュリティ体制など、取引する上での環境が整っているかをチェックしましょう

サーバーが貧弱な取引所では大量の注文を捌き切れなかったり、急激な値動きにシステムが追いつかないケースがあります。

そうすると想定外のロスカットに見舞われることも珍しくありません。サーバーの不具合によるロスカットは補償がありません。

そのためサーバーの不具合を起こしにくい取引所を選ぶ必要があるのです。ユーザー数が多く、かつ大きな障害を起こしたことがない取引所は強力なサーバーを持っているといえるでしょう。

最大レバレッジが何倍か

レバレッジ取引の旨味を最大限享受するには、レバレッジをたくさんかけられることが大切です

レバレッジをたくさんかけることは強制ロスカット対策にもなります。レバレッジをかけて大きな金額を動かすほど、証拠金維持率が高まるためです。

そのためできるだけ最大レバレッジが高い取引所を選ぶ方がロスカットに遭いにくく、トレードの自由を利かせられるようになります。

中にはビットコインなどの仮想通貨を証拠金にできる取引所もあります。そういったところを選ぶとより取引の幅が広がるでしょう。

取引通貨ペアが豊富か

取引通貨ペアの数も重要な要素となります

自分が得意とする通貨ペアや値動きが大きい通貨ペアにレバレッジをかけて投資すれば大きなリターンが期待できますが急上昇中の熱いペアがあったとしてもその取引所が対応していなければ機会損失となってしまいます。

また通貨ペア以外にも、円建てやビットコイン建ての取引を行なっているところを選べばより自由なトレードができるでしょう。

取引コストが安いか

仮想通貨FXにおいては、取引手数料ではなく「スプレッド」と呼ばれるものが実質の手数料としてかかってきます

スプレッド
スプレッドとは取引所が設定する、売りと買いの値段の差のことです。スプレッドが狭いほど相場に近い価格で取引ができているということになるのでコストが低くなります。

また日をまたいでポジションを保有するとスワップポイントもかかってきます。

スプレッドを安く抑えたりスワップポイントを回避することが利益を残すのに重要となるのです。

レバレッジ・FX取引で比較したおすすめの海外仮想通貨取引所ランキング

1位 Bybit (バイビット)

 

Bybitの基本情報
取引所名 Bybit Fintech Limited
本社 シンガポール
代表者 Ben Zhou
上場通貨数 8種類
最大レバレッジ倍数 100倍
取引手数料 Maker:-0.025%
Taker:0.075%
入金・出金手数料 無料
暗号資産(仮想通貨)の送金手数料 無料
追加証拠金 なし
スマートフォンアプリ あり
日本語対応 あり
法人口座

Bybitは仮想通貨FX専門の取引所です。2018年にリリースされた比較的新しいサービスであるもの、急速に利用者を増やしています。

取り扱い通貨数は決して多くはありませんが、メジャーな通貨の投資を考えているのであれば問題はありません。

Bybitでは最大レバレッジが100倍となっており、少額の資金からでも効率よく資産を増やすことができます

また追証もないため借金を負うリスクもありません。日本語にも対応しているため、英語がわからなくても安心して利用できます。

ただしアルトコインの取り扱いは少ないため、アルトコイン中心の取引を考えている方にとっては物足りなく感じてしまうかもしれません

とはいえBybitは手数料も安くバランスが良いため、使う人を選ばず誰にとっても使いやすいサービスといえるでしょう。

2位 BINANCE (バイナンス)

BINANCEの基本情報
最大レバレッジ 125倍
取扱通貨 ビットコインやイーサリアムなどメジャー通貨を含む200種類以上
現物取引手数料 メイカー手数料~0.1% / テイカー手数料~0.1%
先物取引手数料 メイカー手数料~0.02% / テイカー手数料~0.04%
入出手数料 無料
出金手数料 通貨ごとに異なる
追証の有無 なし
日本語対応 あり
取引ツール スマホアプリ / webサイト
セキュリティ対策 コールドウォレット / マルチシグ対応 / 二段階認証 / パズル認証 / ログイン通知 / ISOセキュリティ認証取得済

BINANCEは中国発祥、現在はマルタに拠点を置く世界最大級の取引所です。

BINANCEも日本語に対応しているため日本人もなじみやすくなっています。

BINANCEでは最大レバレッジが125倍と高水準ながらも追証なし、ゼロカットシステムも採用しているため借金の心配がありません

また取り扱い通貨数が非常に多く、その数は700以上。目当ての通貨がBINANCEでは取り扱っていないということはまずないといって良いでしょう。

取引手数料はBINANCEが発行する独自通貨バイナンスコインを保有していると、保有額に応じて優遇を受けられる仕組みとなっています。

BINANCEでは日々大勢のユーザーが取引を行っているものの、未だ大きなサーバートラブルを起こしたことがありません。そのため環境面においても優れているサービスなのです。

ただしBINANCEは金融庁からの許可を得ていないため、日本人がアカウントを作るには手間がかかる点に注意しましょう。

3位 OKEx (オーケーイーエックス)

OKEx (オーケーイーエックス) の基本情報
最大レバレッジ 100倍
追証 なし
ゼロカットシステム あり
取扱通貨数 100以上
入金 / 出金手数料 無料 / 通貨によって異なる
取引手数料 取引方法、取引量によって異なる
取引の種類 FX、現物、通貨販売、パーペチュアルスワップ
日本語対応 ×

OKExは中国発の取引所で、現在はBINANCEと同様マルタに拠点を構えています。

OKExの特徴はその取引方法の幅広さにありますが、特に支持が厚いのがパーペチュアルスワップと呼ばれる取引方法です

パーペチュアルスワップは先物取引であるにもかかわらず、取引期限がありません。またパーペチュアルスワップでは最大100倍のレバレッジがかけられるのです。

取引期限がなく、かつ現物を取引できるのは現物取引と先物取引両者のメリットを兼ね備えていることになります。さらにレバレッジもかけられる点が非常に魅力的です。

またOKExはFXにおいて世界有数の取引量を誇っています。そのため安定して注文が通りやすいこともうれしいポイントでしょう。

もちろん追証なし、ゼロカットありなので借金の心配はいりません。

ただしOKExは日本語に対応していない点に注意しましょう

海外仮想通貨取引所レバレッジ・FX取引比較ランキングまとめ

レバレッジと、レバレッジで比較したおすすめの取引所について解説してきました。

レバレッジはうまく利用すれば少ない資金でも効率よく利益を上げることができます。一方で損失も膨らみやすくなるので注意が必要です。

また海外仮想通貨取引所もバリエーションに富んでおり、今後も新しいサービスが生まれてくることでしょう。

今回紹介した取引所の中で特におすすめなのはBybitです。日本語にも対応しており、手数料も非常に安くなっているため日本人におすすめできる取引所です。入出金手数料が無料なのも魅力的です

本記事で紹介した取引所や比較ポイントを踏まえ、ぜひ自分に合った取引所を見つけてみてください。