eToro (イートロ) はどんな業者?日本居住者は新規口座開設が禁止

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1.まず最初に、eToro (イートロ) は日本居住者の新規口座開設が不可能

eToroは現在、日本居住者の新規口座開設が不可能となっています。理由は金融庁による海外FXやCFD業者の取引規制です。

金融庁の取引規制により、日本人はeToroでの取引はもちろんのこと新規口座開設もできません。

公式サイトにもアクセスできず、今はソーシャルデータを参考にすることのみ有効という状況です。

2.そもそも、eToro (イートロ) とはどんな業者?

eToroとはキプロスの金融ライセンスを持つCFD取引専門の業者です。

eToroは株式やETF(上場投資信託)、コモディティ、通貨、仮想通貨など幅広いCFD銘柄を取り扱っており、ポートフォリオのスマート機能も提供してます。

アメリカ、オーストラリア、イギリス、中国、ロシアに事務所を持ち世界中にサービスを展開していて、2021年登録ユーザー数は2,000万人に達しており、世界的に大きな人気を得ています。

3.日本でeToro (イートロ) が規制された理由

eToroが規制された理由は「他の参加者のポートフォリオを借りることができる」という機能が、投資助言または投資顧問にあたると金融庁が判断したのではないか言われています。

投資助言または投資顧問にあたると金融庁が判断したのであれば、日本においてはポートフォリオを貸したい参加者は、投資助言のライセンスを取得して自分の身分をSNS上で明らかにする必要があります。

自分の身分をSNS上で明らかにするはハードルが高いので、何らかの形で対策を取らなくてはいけないでしょう。

4.eToro (イートロ) の口座タイプは4種類

eToroの口座タイプは4種類あります。

1つめは、仮想ポートフォリオ口座です。仮想ポートフォリオ口座はデモ口座に該当し、資金が不要で誰にでも利用できます。eToroの取引プラットフォームの学習や戦略のテストに使用されています。

2つめは、リアルポートフォリオ口座です。リアルポートフォリオ口座はeToroで最も標準的な口座タイプです。

3つめは、イスラム口座です。イスラム口座は宗教上の理由があるイスラム教徒だけのサービスです。イスラム口座は保有ポジションが24時間を超えても利息を提供しません。

ロールオーバーがなく、レバレッジに利子をつけず、手数料もかかりません。eToroが得るイスラム口座からの収入はスプレッドのみとなります。

4つめは、法人口座です。取引条件は基本的にリアルポートフォリオ口座と同じですが、税制の面でメリットがあります。

5.eToro (イートロ) の特徴3つ

5-1.初心者にも扱いやすい取引プラットフォーム

eToroの取引プラットフォームは初心者にも扱いやすい設計になっています。アニメーションやグラフィックを多用するなど、直感的な操作感と、まるでゲームをしているかのような感覚があります。

たとえば「FXマラソン」では人間がマラソンをしているアニメーションがあらわれます。マラソンに出てくるキャラクターが通貨をあらわしており、マラソンの状況で保有ポジションの収益状況が分かるのです。

トレードでよくある数字だらけの表や、複雑なチャートやグラフといった光景がないことは非常にユニークといえるでしょう。

5-2.SNSの仕組みを取り入れたソーシャルトレーディング

eToroにはFacebookやTwitterなどに代表されるSNSの仕組みを取り入れた「ソーシャルトレーディング」を提言しています。

ソーシャルトレーディングでは掲示板やライブチャットで、多くのトレーダー達と情報や好みを共有できるようになっています。

自分がつながりたいと思うトレーダーたちとつながることは、トレードのモチベーションアップにもなるでしょう。トレードのレベルアップに使える現代的な仕組みといえるかもしれません。

5-3.コピートレードが可能

eToroではコピートレードが可能です。

eToroのコピートレードはボタンをクリックするだけでかんたんにできるので、投資の初心者でもまったく問題ありません。自分がいいと思える投資法を実行している人が見つかれば、すぐにでもコピートレードができます。

6.eToro (イートロ) の評判・口コミ

6-1.良い口コミ

仮想通貨トレーダーのeToroに対する良い口コミが多く見られました。日本の仮想通貨取引所ではもらうことのできないトークンの配布や仮想通貨銘柄の世界的な人気具合などの情報を得ているようです。

6-2.悪い口コミ

為替手数料の高さや所在地が先進国ではなくキプロスであることへの悪い口コミが多く見られました。

為替手数料は取引コストにつながってしまいますし、所在地が先進国ではないことはなにかあった場合に不安という考えになってしまうトレーダーも多いのでしょう。

ただしキプロスは先進国ではないものの、金融ライセンスは比較的厳しいことで有名です。

7.eToro (イートロ) のまとめ

ここまでeToroの特徴や評判などについて解説しました。

eToroは初心者にも扱いやすい取引プラットフォームを持ち、SNSの仕組みを取り入れるなどすばらしいサービスを展開しています。しかし、現状では日本では金融庁の規制により、大変残念ながら日本在住者は利用不可です。

もしあなたが海外在住、もしくは海外に移住する予定がある場合はeToroに注目してみるのもよいでしょう。