光回線とポケット型WiFiの違いや特徴、選ぶ時のポイントをご紹介します。
5G時代になりポケット型WiFiで高速通信ができるようになりました。今まで高速通信と言えば光回線がメインだったので、新しい選択肢が増えたわけです。
では、光回線とポケット型WiFiは一体何が違うのでしょうか?
今回はそれぞれの特徴や違いをまとめました。
また、光通信が向いている人、ポケット型WiFiが向いている人についても説明しているので、ぜひ最後まで読んでください!
この記事では以下のことが分かります。
- 光回線とポケット型WiFiの違い
- 光回線が向いている人・ポケット型WiFiが向いている人
- おすすめの光回線<3選>
- おすすめのポケット型WiFi
「自宅にインターネットを繋ぎたいけど、光回線とポケット型WiFiのどちらにしよう?」と迷っている人の参考になったら嬉しいです!
光回線とポケット型WiFiはどう違うの?
インターネットへの接続方法は、主に光回線とモバイル回線を利用したポケット型WiFiがあります。それぞれの特徴について説明していきます。
光回線の特徴とは?
自宅に光ファイバーケーブルを引き込んで、インターネットに接続する回線を光回線と言います。
メリット
光回線の一番のメリットは高速通信ができることです。
光ファイバー登場以前のメタル回線の通信速度は、ISDN:最大64kbps、ADSL:最大47Mbps。CATVの同軸ケーブルを利用したインターネット接続も最大300Mbpsの通信速度でした。
光回線の通信速度は1Gbpsとメタル回線と比べものにならないくらい高速なので、高速通信を求める人に光回線はおすすめです!
また、メタル回線の場合は収容局から離れていくと信号が減衰したり、ノイズにより通信が不安定になったりする現象がありました。光回線はノイズなどの影響を受けにくく、安定した通信ができます。
デメリット
ISDNやADSLといった電話線を使ったメタル回線は、電話回線を分岐させてモデムに繋ぐだけで工事ができました。CATVによるインターネット接続もCATVを観ている家であれば、同軸ケーブルを分配してモデムに接続することで宅内工事は終わりでした。
光回線の場合は、まず通信事業者がそのエリアにサービスを提供していることが必要です。光回線は都市部から整備されて行ったので、まだ光回線のサービスが提供されていない地域もあります。通信事業者のホームページでサービスエリアは調べられます。
また、サービスエリア内であっても、自宅近くに光ファイバーケーブルが整備されていない場合もあり、申し込んでも通信事業者から断られることがあります。申し込みができたとしても、自宅近くまで電柱に光ファイバーケーブルを整備する期間が必要になります。
マンションなどの集合住宅に住んでいる人は、光ファイバーケーブルの工事が共用部分の工事にあたるので、管理会社の許可が必要になる場合があります。既にマンションに光ファイバーケーブルを導入していることも多いので、事前に確認してみてください。
同様に宅内に光ファイバーケーブルを引き込むための工事が必要になります。
これらの工事を伴うので、光回線は申し込んでから開通するまでに最大1ヶ月の期間が必要になります。
光回線の場合、工事費が4万円程度必要になるのが一般的です。しかし、ほとんどの通信事業者は数年間解約しないことを前提に工事費実質無料などの割引をしています。
ポケット型WiFiの特徴とは?
ポケット型WiFiはモバイル回線を利用したデータ専用端末です。
メリット
一番のメリットは持ち運び可能で、出先でインターネットに接続できることです。
ポケット型WiFiにも無線LANルーターの機能があるので、自宅で使えば家庭内にWiFiの無線LANが構築可能です。複数のデバイスとインターネット接続を共有できます。
5G対応のポケット型WiFiであれば、下り最大2.7Gbpsの高速接続を実現しているものもあります。4G・WiMAX対応のポケット型WiFiは、最大440Mbps~1.2Gbpsまで対応しているものがあります(機種やキャリアによって接続速度は異なります)。
ポケット型WiFiは持ち歩いて使うことを前提に作られているので、バッテリー内蔵です。通信状況により変わりますが、連続通信で約10時間使用できるようです。
ポケット型WiFiは携帯電話会社と契約したら、その日のうちに使えるのが大きなメリットです。光ファイバーケーブルのように工事が終わるまで待たなくていいのです。
データ通信量は料金プランによって異なりますが、直近数日間のデータ使用量が非常に多いと速度制限がかかります。契約する時に、何日間で何GB使ったら速度制限になるかは必ず確認してください。
光ファイバーケーブルと違い、モバイル回線は電波が届く場所であればどこでも使えます。この場合、5Gエリア、4Gエリア、WiMAXエリアごとにサービスエリアが異なります。携帯電話事業者のホームページでサービスエリアが公開されていますので、事前に確認するといいでしょう。
デメリット
デメリットは、電波の特性上、サービスエリア内であっても、電波が繋がりにくい場所があります。
また、同じ電波を共有しているので、通信が多いときには接続速度が遅くなったり、不安定になったりすることがあります。
光回線とポケット型WiFi、料金が安いのはどっち?
光回線もポケット型WiFiもさまざまなキャンペーンが行われているので、一概にどちらが安いかははっきり言えません。
ここでは、料金比較のため、キャンペーン等による割引を考慮せず、月額通信料金で比較しました。比較条件は最大接続速度がおおむね1Gbpsのインターネット接続です。
光回線 A社:5,200円
ポケット型WiFi B社:4,380円
比較の結果、安いのはポケット型WiFiでした。
光回線はこんな人におすすめ!
インターネットの利用が、自宅がメインな人は光回線に向いていると思います。
家族と一緒に暮らしている人は、モバイルルーターを持ち出すと家のWiFiが無くなってしまうので光回線を選択した方がいいでしょう。
テレワークなど自宅で仕事をする人も安定した通信が必要になるので光回線が向いています。
また、以下のライフスタイルの人もポケット型WiFiよりも光回線の方がおすすめです。
- オンラインゲームをする人
- VODを見る人
- YouTubeを見る人
オンラインゲームをする人
オンラインゲームをする時は、パソコン、PS4、PS5、Nintendo Switch、Xbox One、スマホなどを使用しますが、これら全てがインターネットの接続が必須です。
通常のネットではあまり気にならないかもしれませんが、オンラインゲームはそのゲームによってスピードが重要となるものがあります。これが十分でないと肝心な箇所で止まったり、カクカクして快適に楽しむことが難しくなるのです。
ほとんどのオンラインゲームは30Mbpsの通信速度が出ていれば快適に楽しむことができます。しかし、さらなる快適さを求めるのであれば実測で下り100Mbps程度の速度が必要だと言われているので、1Gbpsあれば十分です。
また、オンラインゲームを快適に楽しむのに重要なポイントとして、Ping値があります。これは通信のレスポンスの速さを示しているのですが、光回線はポケット型WiFiよりもPing値が優秀で、平均15~20msとなっています。
例えば、FPSや格闘ゲームなどを楽しむ場合にラグがあるとストレスになりますが、光回線ではその心配がありません。光回線の通信は専用の「光ファイバー」を使用しているため、回線速度が安定しているのです。
もし同時に複数のデバイスに接続したとしても問題ありませんし、有線接続を行えばさらに安定します。
ネットが混雑する時間帯に通信速度が遅くなるなどの問題もありません。そのため、オンラインゲームをプレイするネット環境は光回線がおすすめです!
VODを見る人
VODとは「Video On Demand(ビデオ・オン・デマンド)」の略称のことで、定額動画配信サービスのことです。
主なVODは、U-NEXT、Hulu、Amazonプライム、Netflixなどがあります。
VODはネット環境さえあれば、いつでもどこでもお気に入りの映画やドラマ、アニメ、音楽・LIVE映像を楽しむことができます。
そんなユーザビリティが高いVODですが、通信速度が速くて安定していて、なおかつ通信容量の制限がないネット回線じゃないと快適に利用することができません。そのため、光回線がおすすめです。
YouTubeを見る人
YouTubeを快適に見るには光回線が最もおすすめです。
おすすめな理由は次の2点です。
- 1~2Gbpsの高速通信が可能
- 容量無制限で利用できる
光回線の最大のメリットは1~2Gbpsの高速通信が可能なことです。
同じ地上固定型のインターネット回線であるCATV(ケーブルテレビ)は1Mbps~300Mbps、ADSL(アナログ電話回線サービス)に至ってはたった10Mbpsしか出ません。
また、モバイル回線であればほとんどに容量制限があります。
頻繁にYouTubeを視聴する人であれば、あっという間に容量オーバーします。そうなると速度制限がかかり、YouTubeを快適に見ることはできません。
ちなみに、ポケット型WiFiでもYouTubeを見ることはできますが、モバイル回線なので通信が安定しないという問題が起こります。
ポケット型WiFiは最大165Mbps程度ですが、そんな中、通信環境が悪い場所だとガクッと下がります。また、使い過ぎて通信制限がかかると1Mbpsまで急激に下がります。こうなると、ほぼYouTubeを見ることはできません。
おすすめの光回線3選
おすすめの光回線①NURO 光
NURO 光は、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する光回線サービスです。
NURO 光のおすすめポイントは「下り最大速度2Gbps」が出ることです。
一般的な光回線であれば「下り最大速度1Gbps」程度は出ます。
確かに高速通信ですが、NURO 光はその2倍の高速通信が可能です。通信ストレスとはほぼ無縁で利用できます。
また、NURO 光にはハイエンドサービス「10Gプラン」も提供されています。
10Gプランになると、上り下り最大概ね10Gbpsという超高速通信が実現可能になります。
高速通信を楽しみたい人には、NURO 光がおすすめです。
別記事でNURO 光について詳しく紹介しているので、よかったらこちらもご覧ください。
≫≫≫NURO 光の申込は公式サイトがおすすめ!申込から開通までの流れも紹介
\\公式サイトから//
おすすめの光回線②auひかり
auひかりは、大手スマホ会社のKDDIが提供している光回線サービスです。
auひかりのおすすめポイントは「auスマートバリューでスマホ料金が割引になる」ことです。
auスマートバリューとは、auスマホユーザーがauひかりを申込むことで、スマホ利用料金が永年で安くなるサービスです。
最大で1,100円割引になるので、auユーザーにとってはかなりお得でおすすめです!
別記事でauひかりについて詳しく紹介しているので、よかったらこちらもご覧ください。
≫≫≫auひかりはどこで申し込む?おすすめの代理店を紹介!
\\代理店25から//
おすすめの光回線③ドコモ光
ドコモ光は、大手キャリアであるドコモが提供する光回線サービスです。
ドコモ光のおすすめポイントは「プロバイダが23社から選べる」ことです。
ドコモ光にはプロバイダが23社もあります。他社では考えられない、圧倒的なプロバイダ数です。
それぞれ料金・速度・キャッシュバック・オプションが異なるので、自分に合ったプロバイダを選ぶことができます。
ドコモ光はプロバイダ一体型ではないので、自由に選ぶ楽しみがありますよ!
別記事でドコモ光について詳しく紹介しているので、よかったらこちらもご覧ください。
≫≫≫ドコモ光はどこで申し込む?おすすめの代理店を紹介!
\\代理店ネットナビから//
ポケット型WiFiはこんな人におすすめ!
自宅ではあまりインターネットをしない、外出先でインターネットをすることが多いという人にはポケット型WiFiがいいかも知れません。
特に工事が必要ないので、臨時にインターネット回線が必要になったという場合にもポケット型WiFiは役に立ちます。
おすすめのポケット型WiFiはBroad WiMAX
Broad WiMAXは株式会社Link Lifeが運営するインターネットサービスで、3,500万回線を突破するほどの利用者数がいます。
選べる料金プランと口座振替やクレジットカード決済など支払い方法も多種揃っているのが特徴です。
au・UQ系列であることから、スマホとの同時申し込みの際には料金がお得になるといったセット割引もあります。
また、工事が不要で即日利用可能というのも嬉しいポイント。
端末も、どこへでも持ち運べるポケット型WiFiと自宅で使えるホームルーターの両方があります。
料金プランによっては制限なしでたっぷり使えて、かつ高速での通信も可能となっているので、利用者の満足度も高くて良い口コミが目立つのも特徴的と言えます。
\\公式サイトから//
まとめ
モバイル回線が5Gになり、ギガビット級の接続速度が出るようになりました。最大通信速度では、モバイル回線も光回線に比べて遜色がありません。
しかし、モバイル回線は無線という特性上、無制限プランでも、たとえば「3日間のデータ使用量の合計が15GB以上を超えた場合、1Mbpsの速度制限」などの条件があるので注意が必要です。
その速度制限にかからない範囲であれば光回線の代替にはなり得ると思いますが、通信速度・容量制限・安定感を求める人は断然光回線の方がおすすめです!
また、光ファイバーケーブルが整備されていない地区では、ポケット型WiFiがインターネットの高速化の手段になります。
光回線もポケット型WiFiも、ライフスタイルに合わせて選ぶのが一番です!
最後までお読みいただきありがとうございました。