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Wi-Fiルーターが熱いのはヤバい?インターネットが遅くなる前に試すべきこと

「インターネットが急に遅くなった…」

そんなとき、Wi-Fiルーターに触れて「あれ、すごく熱い」と感じたことはありませんか?

実は、その熱はインターネットの不調のサインかもしれません。Wi-Fiルーターが熱くなりすぎると「熱暴走」を起こし、通信速度の低下や接続が途切れる原因になります。

そこで本記事では、Wi-Fiルーターの熱がヤバい状態になる前に、誰でも簡単にできる対策をわかりやすく解説します!

目次

なぜWi-Fiルーターは熱くなるの?

Wi-Fiルーターは電源が入っている限り、スマホやパソコン、テレビなど、家中の機器にデータを送り続ける小さなコンピューターだと考えてください。常にフル稼働しているため、熱を出すのはとても自然なことです。

しかし、この熱が限界を超えてしまうと「熱暴走」という状態になります。熱暴走が起きると、Wi-Fiルーターは頭がパンクした状態になり、データ処理のスピードが急激にダウンします。これが、インターネットの速度が遅くなる原因です。

さらに、熱はWi-Fiルーター本体の寿命を縮めてしまうので、故障のリスクも高まります。

そのため、熱いと感じたらすぐに対策が必要です。

【今すぐできる!】熱いWi-Fiルーターを冷ます4つの対策

さっそく、Wi-Fiルーターが熱くなってしまったときの対策を4つご紹介します。

どれも簡単ですぐにできるので、ぜひ試してみてください。

⒈≪最重要対策≫設置場所を見直す

Wi-Fiルーターを冷やすために最初に試してほしい、そして最も効果的な対策が「設置場所の移動」です。Wi-Fiルーターは、周りの空気が動かない場所に置くと、熱がどんどんこもってしまいます。

ポイントは、“風通しが良く、熱源から離れた場所”を選ぶことです。

◎ Wi-FiルーターにとってOKな場所

  • 床から離れた高い位置
    熱は上に昇るため、高い場所に置くと熱が逃げやすくなります。
  • 周りに何もない広いスペース
    壁や物から離して置くと、空気が流れやすくなります。
  • 通気性が良い棚の上
    底面からも熱が逃げるように、少し台に乗せるのも効果的です。

✕ Wi-FiルーターにとってNGな場所

  • テレビやレコーダーのそば
    他の家電が出す熱をもらってしまうため。
  • 直射日光が当たる窓際
    太陽の熱で本体温度が急上昇するため。
  • 棚の奥や床の上
    ホコリがたまりやすく、熱の逃げ道がなくてこもってしまうため。

Wi-Fiルーターが熱くなっていると感じたら、まずは今の場所から“風が通りやすい、開けた場所”に移動させてみましょう。

⒉周囲のホコリを掃除する

Wi-Fiルーターが熱くなる原因の2つ目は「ホコリ」です。

Wi-Fiルーターの本体には、熱を外に逃がすための小さな穴(通気口)がたくさん開いています。ところが、そこにホコリがびっしり詰まってしまうと、熱が外に逃げられなくなってしまいます。

もしWi-Fiルーターが長い間同じ場所に置かれているなら、一度本体と周りのホコリをチェックしてみましょう。

掃除機で通気口のホコリをやさしく吸い取ったり、乾いた布や綿棒を使って穴をふさいでいるホコリを取り除くだけで、スムーズに熱を逃がせるようになり、熱暴走の予防につながりますよ。

⒊正しい置き方を確認する

Wi-Fiルーターには、メーカーがあらかじめ決めた「熱を逃がしやすい置き方」があります。

多くの場合は、「縦置き」か「横置き」のどちらかが推奨されていますが、これを間違えると、Wi-Fiルーターの設計された通気性が活かされず、熱がこもりやすくなってしまいます。

もし、箱や説明書が手元にあるなら、Wi-Fiルーターが縦置き専用なのか、横置き専用なのかをチェックしてみてください。

また、Wi-Fiルーターの底面や側面には、熱を逃がすための小さな足や溝が付いていることがあります。これらの足をふさぐようにベタッと床や棚に密着させて置いていると、熱が逃げられません。できれば、Wi-Fiルーターと設置面との間にわずかな隙間ができるように、少し浮かせて置いてあげると、底面からも熱が逃げやすくなりますよ。

⒋≪応急処置≫冷却グッズを使う

設置場所の見直しや掃除をしてもまだ熱いと感じる場合は、冷たい風や冷たい台の力を借りて、強制的に熱を逃がしましょう。

これは、熱暴走による速度低下をすぐに防ぎたいときの応急処置としても有効です。

  • 小型の扇風機やUSBファンを使う
    Wi-Fiルーター本体に直接、やさしい風を当ててあげてください。特に、通気口(熱を逃がす穴)に向けて風を送ると効果的です。
    パソコンを冷やす「USBファン」が小型で使いやすくておすすめです。
  • 冷却台やアルミラックの上に置く
    ノートパソコン用の冷却台や、熱伝導率が高いアルミ製のラックなどにルーターを乗せるのもおすすめの方法です。Wi-Fiルーターの底面から熱を奪ってくれるため、熱がこもるのを防げます。

【最終手段】Wi-Fiルーターを再起動する

上記の対策を試してみてもWi-Fiルーターが熱かったり、インターネットが遅い場合は、Wi-Fiルーター自体を再起動してみてください。

こちらでは、なぜ再起動するといいのか、また再起動の正しい手順を解説します。

なぜWi-Fiルーターを再起動するの?

設置場所を変えたり、ホコリを掃除したりしても、まだWi-Fiルーターが熱かったり、インターネットの調子が悪い場合は、Wi-Fiルーターを一度休ませてリフレッシュさせましょう!これが「再起動」です。

なぜ再起動が有効かというと、Wi-Fiルーターは長時間働き続けるうちに、データ処理のミスや小さなエラーを抱え込んでしまうからです。パソコンやスマホの調子が悪いときに再起動すると直ることがあるのと同じイメージです。

特に熱暴走の場合、熱で処理能力が落ちた状態をリセットすることがとても大切です。再起動をすることで、Wi-Fiルーター内のエラーが解消され、熱による負荷が軽くなり、もう一度正常に動き出すきっかけになります。

ただし、再起動するときは、すぐに電源を入れ直すのではなく、熱をしっかり冷ます時間をとることが重要です。

次に、正しい再起動の手順をご紹介しますね。

正しい再起動の手順

再起動した際に、すぐに電源を入れ直すと、熱がこもったままの状態で作業が再開されてしまい、熱暴走の解決にならないので、熱をしっかり冷ます時間を作ることが大切です。

以下の手順で、Wi-Fiルーターを休ませてあげましょう。

STEP
Wi-Fiルーターの電源を切る(ケーブルを抜く)

Wi-Fiルーター本体に電源ボタンがあればそれを押し、なければ電源コードをコンセントから抜いて、完全に電源をオフにします。

STEP
5分~10分、時間をあけて熱を冷ます

これが最も重要なステップです!この時間で、Wi-Fiルーターにこもった熱を逃がし、内部の負荷をリセットしましょう。

STEP
電源ケーブルを差し込み直し、電源を入れる

熱が冷めたことを確認したら、電源を入れ直します。Wi-Fiルーターが完全に起動するまでには数分かかります。
ランプの状態が正常に戻ったら、インターネット接続が安定したかを確認してみてください。

この手順で再起動することで、熱暴走や一時的なエラーの多くは解消されるはずです。

ただし、頻繁に熱くなったり、再起動を繰り返しても改善しない場合は、Wi-Fiルーターの寿命かもしれません。購入から5年以上経っている場合は、買い替えを検討しましょう。

まとめ

Wi-Fiルーターが「熱い」と感じたら、それは決して無視できない危険信号です!Wi-Fi ルーターの熱は、インターネットを遅くする最大の原因の一つであり、最悪の場合は故障につながります。

今回この記事でご紹介した対策は、どれも道具いらずで誰でもすぐに試せることばかりなので、ぜひ試してみてください。

Wi-Fiルーターが熱いと感じたら…
  • まずはWi-Fiルーターを風通しの良い場所に動かし、周りのホコリをきれいに掃除しましょう。
  • それでも改善しなければ、正しい手順で再起動して熱を完全に冷ましてリフレッシュさせてください。

これらの簡単な対策で、Wi-Fiルーターの熱暴走を防ぎ、スムーズなインターネット環境を取り戻せるはずですよ!

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