「光回線の工事費用ってなんでこんなに高いの?」
いざ光回線を導入しようとした時に、工事費用の金額の高さにビックリする人も多いと思います。
そこで今記事では、戸建てとマンション・アパートの光回線の工事にかかる費用の相場をご紹介します。
また、高額な工事費用を少しでも安く抑えるためのコツも解説!
光回線に詳しくない方も、この記事を読めばきっと安心して工事の日を迎えることができますよ。
光回線工事ってナニ?

「自宅でスムーズにインターネットを使いたい!」
そう思って検討するのが光回線ですよね。
でも、申し込みの手続きを進めていると必ず出てくるのが「光回線工事」という言葉。
一体、光回線工事となどのような工事なのでしょうか?
光回線工事とは、電気や水道と同じように情報も専用の通り道を作る必要があるので、光ファイバーという特殊なケーブルを自宅まで引き込み、インターネットが使えるようにするための工事のことをいいます。
光回線工事は、専門の作業員が自宅まで来て、ケーブルの配線作業やインターネット接続に必要な機器(ONU:光回線終端装置など)の設置を行う必要があり、これらの作業には人件費や材料費などがかかるため、工事費用がかかるのです。
「工事」と聞くと大がかりで大変なイメージがあるかもしれませんが、大体は数時間程度で終わりますので安心してくださいね。
光回線工事は何に費用がかかるの?

次は、光回線工事とは一体どういう工事なのか、そして工事の何に費用がかかるのかを更に掘り下げて説明していきたいと思います。
基本工事費
「基本工事費」とは、光回線を利用するために必ず行わなければならない工事にかかる費用のことです。
具体的には、以下のような作業が含まれています。
- 電柱から自宅まで光ファイバーケーブルを引き込む作業
- 引き込んだ光ファイバーケーブルを家の中へ引き込み、壁などに設置された光コンセントに接続する作業
- インターネット接続に必要不可欠な機器、「ONU(光回線終端装置)」を設置する作業
これらの作業にかかる費用が、一般的に「基本工事費」として請求されます。
ただし、工事の内容や家の状況によって、この基本工事費にプラスしてこの後説明する「派遣工事費」やその他の費用が発生する場合があります。
派遣工事費
基本工事費に加えて、光回線工事で発生する可能性があるのが「派遣工事費」です。
これは、作業員が実際に自宅へ訪問して工事を行う際にかかる費用のことです。
光ファイバーケーブルの引き込みやONUの設置などは、専門の知識や技術が必要な作業になるため、多くの場合は事業者の作業員が自宅に伺て工事を行います。この、作業員を派遣するための費用が「派遣工事費」です。
派遣工事費は、工事の内容・時間帯(土日祝日や夜間に工事を希望する場合など)や建物の状況などによって追加料金が発生することがあります。
また、マンションなどの集合住宅では建物内の配線状況によって工事の内容が異なるため、派遣工事費が変動することがあります。
基本工事費と合わせて、この派遣工事費が光回線工事費用の大部分を占めることが多いので、見積もりを確認する際は派遣工事費についてもしっかりと確認するようにしましょう。
その他の費用
基本工事費と派遣工事費の他にも、場合によっては「その他の費用」が発生することがあります。
この費用は、すべての人に当てはまるわけではありませんが、ご自身の状況によっては必要になる可能性があるため、頭に入れておきましょう。
例えば、光コンセントがない場所に新たにコンセントを設置する場合や、希望する場所に配線を引き込むための特別な工事が必要な場合は「屋内配線工事費」や「コンセント増設費」などがかかることがあります。
また、光回線工事と同時にルーターなどの周辺機器を事業者に設置してもらう場合は、「機器設置費」がかかることもあります。
さらに、レアなケースではありますが、建物の構造上の問題で通常よりも大がかりな工事を行わなければならない場合には「追加工事費」が発生することもあります。このような場合は事前に見積もりが出されることが多いと思いますので、内容をしっかりと確認しましょう。
【戸建て編】光回線の工事費用の相場は?

戸建ての光回線工事の費用の相場は、一般的に15,000円~40,000円程度です。
この金額には、光ファイバーケーブルの引き込みや宅内配線、ONU(光回線終端装置)の設置といった基本的な工事が入っています。
ただし、これはあくまでも目安です。実際の工事費用は、様々な要因で大きく変わる可能性があります。
費用が変動する理由は色々ありますが、例えば光ファイバーケーブルを電柱から自宅まで引き込む距離が長い場合や、配線が複雑な場合は相場よりも高くなってしまうことがあります。
逆に、すでに光回線用の配管が宅内に用意されている場合など、工事が比較的簡単な場合は費用を抑えられることがあります。
また、光回線を契約する事業者やプランによっても工事費用が変わります。キャンペーンなどを活用することで工事費用が無料になったり、大幅に割引されたりする場合があるからです。
事前に正確な工事費用を知りたい場合は、事業者に見積もりを出してもらうと安心ですよ。
【マンション・アパート編】光回線の工事費用の相場は?

マンションやアパートなどの光回線工事の費用の相場は、一般的に5,000円~20,000円程度と戸建てよりも安めです。
その理由は、多くのマンションやアパートでは、すでに建物全体に光回線設備が導入済みの場合が多いからです。
集合住宅における光回線工事の主な作業は、共用部分から各部屋まで光ファイバーケーブルを引き込み、家の中にONU(光回線終端装置)を設置することになります。
すでに建物に設備が整っている場合は個別の引き込み工事が不要になるため、費用を抑えることができます。
ただし、マンションやアパートに光回線設備が導入されておらず、新たに導入工事が必要となる場合は、戸建てと同じくらいの費用がかかってしまうことがあります。
また、建物内の配線方式によっても費用が変わります。VDSL方式やLAN配線方式といった既存の配線設備を利用する方式の場合は、工事が比較的簡単で費用も抑えられますが、新たに光ファイバーケーブルを各部屋まで配線する方式の場合は費用が高くなりやすいです。
さらに、管理組合の都合や建物全体の契約状況によって、利用できる光回線や工事内容が制限されることもあります。
そのため、マンションやアパートに住んでいて光回線の工事を行う際は、まず最初に管理会社やオーナーに建物の状況を確認するようにしましょう。
光回線工事費用を安く抑えるための5つのコツ

光回線の工事費用は、決して安いものではありませんよね。
そこで、「なるべく少しでも安く光回線の工事を行いたい!」という方のために、こちらでは光回線の工事費用を安く抑えることができる5つの方法をご紹介しますね!
①キャンペーンを活用する
光回線の工事費用を大幅に抑えたい時は、キャンペーンを積極的に利用しましょう!
光回線サービス提供事業者は、新規契約者を獲得するために様々なキャンペーンを行っています。
その中でも特に注目したいのが、工事費が無料になるキャンペーンや工事が実質無料になるキャンペーンです。
これらのキャンペーンを利用すれば、通常数万円かかる工事費用が無料になったり、工事費用が毎月の利用料金から同額が割引されることで支払った工事費が実質的に無料になります。
光回線の「工事費無料」と「工事費実質無料」の違い
- 工事費無料…文字通り工事費用が一切かからないことです。
- 工事費実質無料…工事費はかかるものの、毎月の割引で相殺され実質的に無料になる仕組みです。実質無料の場合は、途中で解約すると工事費の残債を一括請求されることがあるため気をつけてください。
これらのキャンペーン情報は、各事業者の公式サイトで確認することができるので、申し込む前に複数の事業者のキャンペーン内容を比較することで最もお得な条件で光回線を見つけることができますよ。
ただし、キャンペーンには適用条件がある場合もあるので気をつけてください。
例えば、「〇〇ヶ月以上の継続利用が条件」や、「特定のオプションサービスへの加入が必要」といった縛りがあることもあるので、キャンペーンの内容をしっかりと確認し、ご自身の利用状況に合ったものを選ぶようにしましょう。
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②プロバイダを比較する
2つ目のコツは、「プロバイダをしっかりと比較する」ことです。
光回線は、回線設備を提供する事業者と、インターネット接続サービスを提供するプロバイダが連携して提供されています。
多くの場合は、回線事業者とプロバイダがセットになったプランが提供されていますが、事業者によってはプロバイダを自由に選べる場合があります。
ここで重要なのが、同じ回線事業者でも、契約するプロバイダによって工事費用が異なることがあるということです。
プロバイダによっては独自のキャンペーンを実施しており、工事費用が割引になったり、キャッシュバックが付いたりすることがあります。
また、プロバイダの料金プラン全体を比較することも、長期的に見て費用を抑えることに繋がります。月額料金が安いプロバイダを選べば、工事費用だけでなく、毎月の支払いも抑えることができます。
比較する際には、工事費用だけでなく、月額料金や通信速度、サポート体制、契約期間、解約金なども総合的に見て考えましょう。
安易に一つのプロバイダに決めてしまうと、後々になって「もっとお得なプロバイダがあったのに…」と後悔する可能性があるので、複数のプロバイダの公式サイトや比較サイトをしっかりと確認し、自身の利用状況や予算に合ったプロバイダを選ぶようにしましょう。
③自分でできることは行う
3つ目のコツは、「自分でできることは自分で行う」です。
工事の内容によっては、自分で行うことで費用を節約できる可能性があります。
例えば、工事の際に設置されるONU(光回線終端装置)やルーターなどの機器の設置や配線作業です。
大体はこれらの機器は工事の作業員が設置してくれますが、自分で設定できる自信がある場合は事前に事業者に相談してみるのも一つの手です。自分で設置することで、一部の設置費用が減額される可能性があります。
ただし、注意点もあります。
光ファイバーケーブルの引き込みや宅内への配線など、専門的な知識や技術が必要な作業は、無理に行おうとすると回線トラブルの原因になったり、最悪の場合、感電などの危険を伴うこともあります。なので、絶対に自分で行わず、必ず事業者の指示に従ってください。
自分でできることの範囲は限られていますが、例えば、工事前に設置場所周辺を整理整頓しておくことや、必要な書類を事前に準備しておくことなども、工事をスムーズに進めることに繋がり、結果的に工事時間の短縮、ひいては費用抑制に繋がる可能性もあります。
④工事費分割払いを利用する
光回線工事費用を一度に支払うのは、家計にとって大きな負担になることもありますよね。
そんな時に検討したいのが、「工事費分割払い」という選択肢です。
多くの光回線サービス提供事業者では、工事費用を月々の利用料金に上乗せする形で分割払いにするプランを用意しています。
例えば、工事費用が30,000円の場合、36ヶ月の分割払いにすると、月々の支払いに数百円から千円程度が加算されるイメージです。
分割払いのメリットは、初期費用を抑えられることです。まとまったお金を用意する必要がないため、手軽に光回線を導入しやすくなります。特に、引っ越しなどで初期費用がかさむ時には、分割払いはおすすめな選択肢になります。
ただし、分割払いを利用する際には、いくつかの注意点があります。
まず、分割手数料が発生する場合があるということです。手数料が発生すると、一括で支払うよりも総支払額が高くなることがあります。
また、契約期間の途中で解約した場合に残りの工事費を一括で請求されるケースがほとんどです。
そのため、分割払いを選択する際には、手数料の有無や分割回数、解約時の取り扱いなどをしっかりと確認しまよう
⑤引っ越しと同時に申し込む
最後のコツは、「引っ越しと同時に申し込む」ことです。
引っ越しをする際は、インターネット環境の新規契約や移転手続きが必要になることが多いと思いますが、このタイミングで光回線を申し込むと通常よりもお得に工事ができる場合があります。
多くの光回線サービス提供事業者は、引っ越しをする人を対象とした「引っ越しキャンペーン」を行っています。
引っ越しキャンペーンには、工事費用が無料になったり、大幅な割引が適用されたり、初期費用が抑えられる特典が付いてくることがあります。
また、引っ越しと同時に申し込むことで、回線工事とプロバイダ契約の手続きを一度に済ませることができるため、手間が省けるというメリットもあります。別々のタイミングで申し込むよりも、スムーズにインターネット環境を整えることができますよ。
引っ越しが決まったら、ぜひ早めに各事業者の引っ越しキャンペーン情報をチェックしてみてください!
ただし、引っ越しキャンペーンの適用には、特定の条件がある場合もあります。
例えば、「〇月以内に申し込む必要がある」「特定のプランに加入する必要がある」といった条件です。そのため、キャンペーン内容はしっかりと確認しましょう。
引っ越しは色々と費用がかさみますが、このタイミングを上手に利用することで光回線工事費用を抑えることができますよ!
光回線工事に関するQ&A

最後に、光回線工事においてよくある質問をまとめていきたいと思います。
工事にかかる時間の目安は?
A.戸建ては1~2時間、マンション・アパートは30分~1時間程度
ただし、建物の状況や工事内容によって前後する可能性があるので、工事当日は時間に余裕を持っておきましょう。
工事中に立ち会いは必要?
A.基本的に立ち会いは必要
作業員が宅内に入って作業を行う必要があるため、契約者本人または代理人の立ち会いが必要になります。
工事ができない場合はある?
A.工事ができない場合があります。
主な理由としては
- 提供エリア外であるため
- 建物側の設備状況による制限(特に集合住宅)
- 宅内の配線状況が工事に適さない
などのケースが挙げられます。
工事後の注意点は?
A.インターネットが正常に接続できるかを確認する
もし速度が遅いなど気になる点があればすぐに事業者に連絡しましょう。
また、設置されたONUやルーターの電源は基本的に切らないようにしましょう。
取扱説明書も大切に保管しておきましょう。
まとめ
今回は、戸建てとマンションにおける光回線工事費用の相場と、工事費用を抑えるためのコツをご紹介しました。
工事費用を抑えるための5つのコツは以下の方法です。
- キャンペーンの活用
- プロバイダの比較
- 自分でできることは行う
- 分割払いの検討
- 引っ越しとの同時申し込む
工事費用の相場は、一般的には戸建てが15,000円~40,000円程度、マンション・アパートは5,000円~20,000円程度ですが、こちらはあくまでも目安です。いくつかの事業者をキャンペーン情報などを比較し、見積もりを取ってしっかりと確認するようにしましょう。
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ぜひこの記事を参考にしながら、お得に光回線工事を行ってくださいね!