原因はわからないけど、なぜか急にインターネットの通信速度が遅くなった経験は誰もがあるかと思います。
今回はその原因と対処法を詳しく見ていきましょう!
光回線が遅いと感じたらまずはこれを試してみて
パソコンを再起動する
回線の速度が遅いと感じたら、まず自身のパソコンを再起動して見ましょう。
再起動しただけで速度が戻る場合があります。
ルーターやモデムを再起動する
ルーターやモデムなどの通信機器は基本的にはずっと電源を入れたままとなるため、かなり負荷がかかっています。そのため一度再起動してみましょう。
手順は次の通りです。
- 配線の緩みや差し漏れと電源の状態を確認する
- ルーターやモデムの電源プラグを抜く
- 10秒ほど待機したらもう一度電源プラグを差し込む
- ランプの状態を確認する。正常な状態に戻るまで2分程かかります
- 最後にインターネットの接続を確認する
このような流れでルーターやモデムなどの通信機器の再起動をしてみましょう。そうすると通信速度が戻る場合があります。
光回線の速度を確認する
それぞれ再起動しても上手くいかない場合は、自分が使っている光回線の速度を確認してみましょう。
例えば下記のWebサイトツールを使って見てください。他の速度解析サイトを見たい場合は検索をしてみると複数のサイトが出てきます。
SPEEDTEST : https://www.speedtest.net/
基本的には30Mbps以上であると問題なく、 オンラインゲームを楽しむなら100Mbps以上であると良好の目安となります。
回線の乗り換える場合の基準は10Mbps以下となっています。
実際に速度が遅い場合は自身のパソコンやその周辺機器の不具合を疑った方が良いでしょう。
一方で、速度は十分だけど体感的に遅く感じる場合はプロバイダーやインターネット接続先に問題があるかもしれません。
光回線が遅い主な原因とその対処法
原因について、個人の問題と個人以外の問題に分けることが出来ます。各対処法も併せて見てみましょう。
個人の問題の場合
使用しているパソコンの問題
普段あまりパソコンを使っておらず、久しぶりに使った場合や10年来の古いパソコンを使っている場合、またメモリが不足している場合はパソコン自体の不具合が原因かもしれません。
メモリ不足かどうかは次のような方法で見ることが出来ます。
Windows10の例
- キーボードで「Ctrl+Shift+Esc」を同時押し
- タスクマネージャーが開く。「パフォーマンス」のタブを押す
- 表示される項目から「メモリ」を選択
- ウインドウ内の右上に表示されているものが現在のメモリ
この対策としては
- 更新プログラムのアップデートを行う
- 不要なソフトや閲覧サイトは消す
- 新しくスペックの高いものを購入する
となります。
まず、①に関してはあまりパソコンを使用せず、久しぶりの使用となる場合はたくさんの更新プログラムが残っているかもしれません。これが原因でパソコンを遅らせている場合もあるため、まず初めに更新プログラムをしてから、インターネットを利用してみましょう。
次に、②に関しては、パソコンが古くてスペックが低い場合、最近では1つのWebサイトでも多くの写真や映像を載せているため、すぐに閲覧できる量が埋まるということが起こり得ます。適度に消していきましょう。
加えて、使用していないアプリを消すことでメモリを増やしましょう。もし外部メモリを加えたい場合は少し複雑な作業となるため専門店で頼むのが賢明です。
また、セキュリティーアプリが2つ重複しているという可能性もあります。確認の仕方はコントロールパネルから確認する方法があります。複数のアプリが有効となっていたら、いらない方をアンインストールするとよいでしょう。
最後の③に関しては単純に新しくパソコンを買い替えるという意味です。使い始めて10年経っているならば、買い替えの検討をしてみてもいいかもしれません。かなり容量も大きくなっており、速度が遅くなりにくいです。
パソコンは値段が高いイメージがあると思いますが、最近では30,000円くらいから購入できてスペックが高いものも多いため、ぜひ検討してみてください。
インターネット周辺機器
ルーターやLANケーブルの劣化や、規格が合っていないといった原因が考えられます。劣化の場合は新調するしかありませんが、LANケーブルの選び方に注意しましょう。
この選び方は規格が合っているかどうかのチェックにもなります。
LANケーブルには規格があり、CAT5eやCAT6などの表示があります。このCAT5eやCAT6の規格になると、1Gbpsの通信速度に対応し、CAT7の規格になると10Gbpsに対応しています。
ここで問題なのがCAT5という規格になります。CAT5の規格は100Mbpsまでしか対応していない古いタイプのものになっており、もし光回線で1Gbpsの契約をしてもCAT5で繋いでしまうと100Mbpsまでしか通信速度が出なくなってしまいます。
光回線にする前から使っていたLANケーブルをそのまま使用している方は規格をチェックしてみてください。
設置場所と接続数
無線の場合は、障害物や通信機器設置場所との距離の関係や、接続している機器の数が多いと不具合が起こる場合があります。
障害物は金属性のものや電子レンジなどの電波を発するもの、壁や天井などが挙げられます。金属はWi-Fiなどを通しません。
また、1階に通信機器がある場合、2階やその通信機器設置場所の対角線上にいるなど距離が離れていると速度が遅くなる場合があります。
対応としては、ルーターを障害物のない見晴らしの良いところに置くこと、ルーターなどの通信機器の近くでインターネットを利用すること、中継器やメッシュWi-Fiを利用することなどが挙げられます。
中継器はWi-Fiの届く範囲を広げるための機器で、電波を受信し増幅させます。価格は数千円からです。
メッシュWi-Fiは親機と子機があり、子機を家のあらゆる場所へ設置することで、家の中全体でWi-Fiが繋がりやすくするもので、価格は数万円からになっています。
個人以外の問題の場合
インターネット検索先
インターネット接続先に多くの人がアクセスしようとすると通信速度が遅くなります。テレビで景品などの応募の電話が混み合い、なかなか繋がらない現状と同じです。
特に夜はインターネットを利用する方がたくさんいるため、起こる可能性が高くなります。
対策としては基本的に待つしかありません。もし急ぎの用でない場合は一旦アクセスを止め、時間が経ってからリトライしましょう。急ぎの場合は何度もアクセスするしかありません。
プロバイダー
これは回線を提供する側が工事やメンテナンス作業、その回線や機器の故障、DoS攻撃などが原因で通信障害が発生している場合です。DoS攻撃とは外部から故意に、ネット回線へ負荷をかける攻撃のことです。
もし上に挙げた原因で通信障害が起こっている場合は、au、ソフトバンク、ドコモなどの光回線業者やそれに付随するプロバイダーが通信障害の情報を出している可能性が高いため、チェックしてみましょう。
この場合は問題が解決するまで待機するしか方法はありません。
改善しない場合は乗り換えも検討しよう!
上記にまとめた対応策が上手くいかない、何度も繰り返し速度が遅くなるという方は思い切って乗り換えをして一新させるのも良いかもしれません。
現在はさらに通信速度が上がる契約プランや高額キャッシュバックがもらえるキャンペーンを行っている会社や、工事費等の実質無料や解約金の補償をしてくれる会社も多いため、乗り換えがしやすくなっています。
おすすめの光回線を3社ご紹介します。
超高速通信!「NURO光」
NURO光はスタンダードプランで下り最大速度2Gbpsを実現しています。一般的な光回線は「下り最大速度1Gbps」がほとんどなので、NURO光は2倍も速い光回線ということになります。
通信速度に重点を置く場合は「NURO光」がおすすめです!
「NURO光」について詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
→NURO 光は実際どうなの?メリット・デメリットを徹底解説!
速度が安定!「auひかり」
auひかりは独自回線を利用してサービスを展開しているため、通信速度が安定しやすいというメリットがあります。
しかも、auひかりは高額キャッシュバックなど豪華特典が盛りだくさんです。
auユーザーには、さらにauスマホの月額料金が安くなる嬉しい特典もついてきます。
こちらの記事では、「auひかり」のおすすめの代理店を紹介しているので、よかったらチェックしてみてください。
→auひかりはここで申込!代理店比較!
プロバイダが選べる!「ドコモ光」
ドコモ光は、24社のプロバイダの中から自由に選ぶことができるのが特徴です。
v6プラス対応なので、混雑時にも安定した通信速度が提供されます。
ドコモのスマホユーザーであれば、スマホとのセット割りが利用できるのでお得になります。
こちらの記事では、「ドコモ光」のおすすめのプロバイダを紹介しているので、よかったらチェックしてみてください。
→ドコモ光のプロバイダでおすすめなのはどこ?
まとめ
光回線であっても通信速度が遅くなってしまう場合が多くあります。
ほとんどの原因は個人となるため、再起動や新しい機器に変えてみるなどの対策でストレスなくインターネットが使えそうです。
対策が上手くいかない場合はぜひ乗り換えも検討してみましょう!